小さい頃からカレーライスは大好きだった。一番好きな食べ物は何？と訊かれると餃子とか答えてしまいそうだが、一番お世話になってていつでも食べたいものというとカレーかもしれない。
なにしろカレーという料理は裏切られることが少ない。どんな店で注文したってとりあえずカレーの味のがいい。時にどうしようもないシロモノもあったりするけど。
想い出のカレーというと、予備校生時代に週5日昼飯に喰っていた御茶ノ水の「ブライエ」というカレー屋さんのそれ。毎日毎日「チキンから揚げカレー大盛り」を頼んでいたので、いつの間にか注文しなくても出てくるようになった。今じゃ別の店に変わってしまったのだけど。
立派なカレーもいいのだけど、チープなカレーの魅力も捨てがたくて、学食のカレーや駅の立ち食いカレーもちょくちょく食べてたりする。個人的イチ
オシは品川駅の立ち食いカレー。駒場に通ってたころは品川で乗り換えていたので毎朝のように「カツカレー大盛り」を食べていた。これまた今じゃ当時あった
カレースタンドはなくなり、立ち食いそば屋のメニューに残っているのだが、なんとも時々食べたくなる味なのだ。デイリーポータルで「萬カレー」が紹介され
ていた会に、カレー好きの青年が好きな店の2番目に品川駅を挙げていたのには思わず「うんうん！」とうなずいてしまった。
... と思い出してみると、その前の高校時代も毎日のように学食で「カツカレー大盛り」を注文してたような気がしてきた。実に6年にわたって、ウィークデイはどこかでカレーを食べていたわけだ。カレー好きと言われても仕方がない。
自分で作るのも割と好きだったりする。わたしの作り方は、大量のたまねぎをひたすらひたすら炒めたものをベースにしている。妻などは「電子レンジ
を使えば早いのに」というのだが、ここを省略してしまうとおいしくないような気がしてしまうのだ。たまねぎの甘みが出てしまってなかなか辛くならないのは
ちょっと困るのだが... トマトを使って酸味を出すのも特徴かな。って偉そうに書いたけど、もう何年も作ってなかったりする。
結局チープな話ばかりになってしまったので、最後に本当のオススメを。
緑園都市の「ガネーシュ」というインド料理屋はほんとうに美味しい。ここのマトンカレーが一番のお気に入りである。
(Nov. 24, 2006)